水辺から見直すひと・まち・文化ー「Eボート」を使った水辺の魅力発見

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川は、人々にとって特別な存在です。普段の生活のなかでは単なる風景の一部に過ぎませんが、体験として関わりを持ってみると、その日から川の見方や接し方が変わります。行動にも変化が生まれてくると思うのです。その体験を提供するのが10人乗りのゴム製カヌー「Eボート」です。
例えば、まちなかを流れる川であれば、普段見ているまちの様子とはまったく違った風景や新しい発見に出会えます。自然のなかを流れる川であれば、ただ眺めるだけの遠い存在から、感動と楽しみを得る存在へと変わります。

水辺にこだわる理由は「身近な非日常」という発想からです。全国津々浦々、どこに行っても川や湖はあります。ツールと簡単なノウハウされあれば、そこにあるすべての水辺が素晴らしい体験を提供してくれるプレイスポットとなり得ます。一方で、非常に大きな問題や課題を抱えているのも事実です。代表的なものが環境問題です。今では随分と良くなりましたが、工場排水やゴミの投げ捨てによる水質汚染や生態系への影響は深刻なものです。この問題解決へのアプローチの1つとして、Eボートに乗って「水辺をもっと身近に感じる」という活動を続けています。

Eボートの”いい”ところ

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Eボートは、誰でも-Everbody、簡単に-Easy、楽しむ-Enjoy、ことのできる水辺の交流-Exchangeツールです。色々な「E」を持っているカヌータイプのボートです。その特徴は10人で一度に同じ体験ができること。声をあわせてパドルを漕げば、初めて会う人とでもすぐに仲良くなれること。しかも転覆する可能性は極めて少なく、幅広い水辺環境に対応できます。極端に浅い、狭くて護岸にぶつかりそう、ボートの乗り降りが大変、という場所でも比較的簡単に問題をクリアできます。
全長6.5mもありますがゴム製のインフレータブル・ボートなので、使うときは空気を入れて膨らませ、仕舞うときは空気を抜いて畳めます。ハッチバックの小型車であれば、10人分のライフジャケットとパドルセットと一緒に積むことができます。

水害救助で活躍したEボート

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世界のカヌーメーカーとして有名なグラブナー社(オーストリア)と共同開発したEボートは、軍用ゴムボートのノウハウを転用した丈夫で機能性に優れたものです。その特性を活かして、水害救助用に購入する自治体も増えてきました。実際に2004年の水害では、新潟県長岡市消防本部がEボートを使った水害救助活動を行い、その様子は地元新聞社の新潟日報で報道されました。2013年12月、危機管理協会の認定を受けて、益々その活動の幅を広げようとしています。

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Eボート
重量:60kg /サイズ:長さ約6,500cm×幅約1,400cm
収納サイズ:約100×60×40cm
経年劣化の遅いゴム生地を使用しています。
定員:10名